【ラジオ】繊細な感性の活かし方。センスの育み方。

HSPと呼ばれるような、繊細な感性を持つ人へ。繊細さをインプット・内部処理・アウトプットの3つのプロセスで捉えて、繊細な私自身のエピソードも交えてお話しします。繊細で生きづらくなることもあれば、芸術や創造で活かすこともできる。ポイントは自己観察!

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信州安曇野にて新しい時代の暮らし創りをする颯香が、天命と向き合うあなたへ、本音で、時にちょっと辛口に語ります。

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目次

HSP気質|繊細さを3つのプロセスで解説

今日は、「繊細な感性」というテーマでお話ししてみたいと思います。

HSPという言葉から考える、繊細さ

「HSP」という言葉は、すでに多くの方がお聞きになっているかもしれません。HSP、ハイリー・センシティブ・パーソンですね。神経が細やかで、感受性の強い性質を生まれ持った人、という意味だそうです。

医学的な診断名ではありませんし、そうか、そうでないかという二択でもなく、感受性のグラデーションであると私も理解しています。多くの方がHSPというものを知り、「自分もそうかもしれない」と感じたり、なぜか生きづらいと思っていた原因が少し分かって、楽になったりしていると聞きます。

私はHSPの専門家ではありませんし、詳しいわけでもありません。ただ、自分自身を繊細だと認識していますし、こういった私なので、周りにも繊細な方が多くいます。今回は、そうした経験や、自己観察を繰り返す中で分かったことを中心に、お話ししていきたいと思います。

繊細さを3つのプロセスで見る

「繊細さ」という1つの言葉を、もう少し深く捉えるために、3つのプロセスに分けて見ていきたいと思います。「インプット」「内部処理」「アウトプット」の3つです。

1.インプット―受け取る情報量の多さ

まずは、インプットについてです。これは、ほぼ「感受性」と同じ意味だと思うのですが、インプットにもいくつかの種類があります。

大きく分けると、まずは五感からのインプットです。例えば、光、音、匂い、味、感触などを細かく感じ、受け取りやすい性質ですね。

もう1つは、対人関係からのインプットです。表情や声色、沈黙、言葉などの絶妙な違いを受け取る力がある、ということです。さらに加えるなら、第六感などもあるかもしれません。

総じて、繊細な人はインプットされる情報量が多すぎるんですよね。私も、まったくそのとおりだと思っていて、例えば音に敏感です。

お店でBGMが少しでも流れていると、かなり気になりますし、音が大きいとストレスになります。車内でBGMが流れていると、その処理にエネルギーを使ってしまい、同乗している方との会話が成り立たないこともあって、音楽を切ってもらうこともあります。

対人関係についても、本当にそのとおりで、人から受け取る情報量がとても多いんですね。ただ対面して軽くお話ししているだけでも、分厚い本を速読するようなエネルギーを使っていると感じます。

振り返ると、保育園へ通い始めた頃は、毎日泣いているような子どもでした。感情によって自分を見失うことが怖いような感覚もありました。ですから、感受性の強さとは、かなり向き合ってきたほうではないかと思います。

刺激を物理的に避ける

五感や対人関係の中で、たくさんのものを受け取ってしまう人は、まず刺激を物理的に避けることを、真剣に検討する価値があると思います。

例えば、光に敏感で、とても眩しいと感じる方もいるようです。そうした方は、色つきの眼鏡を使うことで楽になる場合があると聞いたことがあります。

音に対しては、ノイズキャンセリングイヤホンが役に立つこともあるようです。私は一時期、工場のすぐそばに住んでいて、その音がとても気になったため、ノイズキャンセリングの耳栓を買って、少し楽になったことがありました。

もし選べるのであれば、住む場所も、静かなところを選べるとよいですよね。私は今、ようやく静かな場所に住めています。

20代の頃は引っ越しがとても多く、引っ越すたびに高速道路、幹線道路、新幹線、踏切のそばなど、うるさい場所ばかりに住んでいました。人生の中では、どうしても選べない時期もありますが、選べるなら選ぶことが大事だと思います。

自分が疲れやすい条件を知る

対人関係にも、かなりのエネルギーを使いますよね。私は、なるべく大切なお相手や、大切な用件に絞って、人と会うようにしたいと思っています。

一口に「人と会う」といっても、人数、関係性、自分の役割によって、疲れやすい場面は異なります。自分はどのような条件で疲れやすいのかを自己観察することも、かなり役に立つと思います。

少人数のほうが落ち着く人もいれば、ある程度人数が多いほうが、1人ひとりと深く関わるプレッシャーがなく、気楽だという人もいるかもしれません。また、参加者側なら気楽だけれど、主催者側になると、へとへとになってしまうこともありますよね。

そうしたときは、気心の知れた方や、その場に慣れている方に、なるべく何人か来てもらうとよいと思います。フォローしてもらうことで、自分が使えるエネルギーにも余裕が生まれ、取り組みやすくなるのではないでしょうか。

繊細な人ほど、身を置く環境を選ぶ

ここで、私の友人の例を1つお話しします。その友人は、とても感度が細やかで、スピリチュアルカウンセラーとして活躍していた女性です。

あるとき引き合いがあり、高級クラブで働き始めたそうです。そこでも人気が出て、誕生日には、とても大きなスタンド花がどん、どん、と店先に立つような待遇を受けていたと聞きました。

ただ、彼女は出勤を続ける中で、耳が聞こえなくなってしまったそうです。幸い、手術によって回復したそうですが、ずいぶんお金がかかったと聞きました。

これはおそらく、聞きたくないものを聞きすぎてしまったのではないかと思うんですね。そして、身体が強制的に、受け取ることをやめたのではないか、と。

きっと「もう行きたくない」という気持ちは、どこかにあったのではないかと思います。ですから、繊細な人ほど、身を置く環境には慎重になりたいですよね。

視野を広げ、自分の中心に立ち続ける

対人関係ですぐに試せることを、1つ共有したいと思います。目の使い方は、意識状態とつながりやすいんですね。

人と話すときや、何かに対応するときに、視野をふわっと広げるような感覚で目を使ってみます。対象をぎゅっと見るのではなく、その周りをふんわりと、どこか見ているようで見ていないような状態にしておきます。

そうすると、自分の軸に留まり続けやすくなり、相手のエネルギーに飲み込まれることも少なくなります。自分の中心に立ち続ける、ということです。

2.内部処理―受け取ったものを深く処理する

ここまでが、インプットについてのお話です。続いて、内部処理について見ていきます。

インプットされた情報や刺激を、脳は無視できません。そのため、たくさんのものをインプットする繊細な方は、内部処理にも多くのエネルギーを使います。

そこで、どのようなプロセスが起こるかというと、まずは思考です。HSPの4つの特徴の1つに、「Depth of Processing」、深く処理することが挙げられています。適切に深く処理できていればよいのですが、そうではない場合に、生きづらさにつながるわけですよね。

思考の種に、言葉を与える

これはアウトプットにも関わるお話ですが、考えを言葉にすることは、助けになると思います。思考は、その始まりでは、まだ形のない「情報の種」のような状態です。

その種にふさわしい言葉を見つけてあげることで、私たち人間は、自分の思考を初めて理解できます。ですから、思考の種に言葉を与えるプロセスは、とても大切です。

感情を聴き切り、解放する

そして次が、感情です。思考に対して臓器が反応すると、感情になります。そこで初めて、そのエネルギーは質量を持ち始めるんですね。

許容できる感情は、健全に表現されたり、芸術に昇華されたりします。しかし、許容できない感情は、自分の内側で摩擦抵抗になります。そうすると、本来のその人らしい状態ではいられなくなってしまいます。

例えば、相手が不機嫌だと、不安になって落ち着かなくなる。あるいは、過剰な責任感から、物事を引き受けすぎてしまう。そうしたことが起こります。

受け入れられず、蓋をしたままの感情が溜まると、気持ちが晴れなかったり、行動するためのエネルギーがすり減って、出てこなくなったりします。だから、感情が湧いたとき、蓋をしたときの自分の気持ちに寄り添い、その感情を聴き切り、解放し切ってあげる必要があるんですよね。

一見ネガティブに思えるものでさえ、感情はすべて、音色でしかないと私は思っています。その音色を出せるようになれば、感情は摩擦ではなく、やって来ては過ぎ去るものでしかなくなると思います。

届いた箱を、1つずつ開けていく

想像してみてほしいのですが、インターネットで買い物をすると、商品が箱に入って届きますよね。繊細な人は、その箱が次々と届いているような状態だと考えてみてください。

箱が届いたら、1つずつ開け、それが何なのかを確かめ、どう使うのかを考えていかないと、部屋が箱でいっぱいになってしまいます。放っておくと、中には腐ったり、壊れたりするものもあるかもしれません。受け取った情報や刺激を資産として活かせるかどうかは、自己観察次第だと思います。

私は、自己観察や内観に関しては、かなりマニアックなほうではないかと思っています。少しでも浄化し切れていない感情が浮かんできたと感じると、臓器の違和感として受け取ります。

その感情は何なのか。悲しいのか、切ないのか、絶望なのか。似ているけれど、微妙にニュアンスの異なる感情がたくさんありますよね。

その感情に適切な言葉を当てはめ、細かく分析して解放することを、私は繰り返してきました。昔は本当に泣き虫で、感情に揺さぶられることが多かったのですが、今は、内部処理の段階で抵抗が起こることは少なくなってきたと思います。

もちろん、受け取る情報量が多すぎて疲れることはあります。それでも、情報の洪水に流されない軸を育む余地はあるのではないかと思います。

3.アウトプット―受け取ったものを循環させる

最後に、アウトプットについてです。繊細な人は、受け取る情報量がとても多いので、それに見合うだけのアウトプットをしないと、循環が滞ります。

先ほど、言葉にすることについて少し触れましたが、日記を書くことは、私にとって助けになりました。書いたものを振り返らなくてもOK。内側にあるものを、安心して垂れ流せる時間を取ることが大切だと思います。

絵、音楽、写真など、好きな芸術表現を、上手でなくてもやってみるのもよいですよね。また、SNSは見るだけではなく、見た分だけ発信してみることも、とてもよいと思います。

繊細さは、表現と創造の才能になる

繊細さを活かした表現や創造は、たくさんあると思います。繊細な方は、きっと観察が細やかですよね。

音楽から多くのものを受け取る方は、音楽を細かく聴き分けられます。絵から多くのものを受け取る方は、絵をとても細やかに見ることができます。そうした方だからこそ、生み出すものを細やかにつくり込んだり、受け取ったものを言葉にして人へ伝えたりできますよね。

また、たくさんのインプットを、山ほど内部処理しています。そのため、その方の内側にある世界観は、独特で深いものだったりします。それは、その人の魅力ですよね。

人と協調する力や、人を惹き込む力を持っている方もいると思います。例えば、相手のテンポや性格を絶妙に汲み取り、その方に合うように話したり、細やかに気を配り、粋な計らいをしたりできます。

このように活かすことができれば、繊細さは才能です。ぜひ、アウトプットしてもらいたいと思います。

繊細な感性を、唯一無二のセンスへ

まとめます。「インプット」「内部処理」「アウトプット」、この3つの総合的な働きが、「センス」と呼ばれるものなのだと思います。

インプットの感度が高い繊細な人は、身を置く場所を選び、自己観察をとことん繰り返すことで、生きやすくなると思います。その先で、唯一無二のセンスを発揮できるのではないでしょうか。

地球上では、まだ戦争が続いています。それでも長い目で見れば、人類の意識レベルは上がってきているのではないかと思います。

そうした中で、身体や武力といった物理的な強さを追求する時代から、感性を研ぎ澄ませ、それを共有していく時代へ移ってきているように感じます。せっかくこういった時代に生まれてきたのですから、日々やることはたくさんありますが、内側にいる自分の声を聴く時間を、少しでも取っていきたいですね。

それでは、また次回。ありがとうございました。

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颯香 / haruka uchida
新しい時代の暮らし創り
信州安曇野の山の麓で「祈り・まつり・芸術を中心とした暮らし」の輪を育んでいます。志は、祈りと野良仕事を通して、清らかな水源の地を守り、暮らしから千年先の人類の精神性に寄与すること。
目に見えない微細な波を感じ、セッションを提供したり、宇宙から受け取った6つの魂タイプ《むつたま》をお伝えしたり、インスピレーションから生まれたアート作品をお届けしたりしています。
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